よくある質問
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どうしても自宅で最期を迎えたい希望を叶える為の訪問診療介入
<症例>
女性 83歳
<住所>
名古屋市千種区
<家族構成>
3人暮らし 夫、長男
<保険情報>
後期高齢者医療保険 1割負担
介護保険 申請予定
<疾患>
肺MAC症
<導入の経緯>
T医療センターに非結核性抗酸菌症(肺MAC症)でかかりつけであった。
高齢、薬物の不耐容性から通常治療は行えず、抗菌薬の単剤治療になっていた。
喀痰検査ではMACの検出がなく治療は終了となったが、肺の荒廃はかなり進んでいる状態。
2024/4/22にSpO2の低下が持続し、肺陰影の増加、炎症反応上昇あり細菌性肺炎の診断で入院となった。
その経過中(5/2)に左続発性気胸、5/14にも再度虚脱があったがドレナージまでの適応はなく保存的に診ていた。
5/20からは傾眠傾向となり、動脈血ガスでpCO2 93と高値であった。
CO2ナルコーシスの一歩手前であったがNIPPV(人工呼吸器)の使用はご本人の拒否があり行わない方針となっていた。
酸素需要は依然高く肺機能低下による衰弱、終末期とされている。
以前より本人、家族は自宅での看取りの希望が強く、訪問診療が開始となった。
<導入後の経緯>
もともと5/24に退院後訪問診療開始の予定であったが状態が急激に悪化。
前日の午後から食事摂取、内服不可となる。
意識レベル3-2。
いつお亡くなりになってもおかしくない状況。
どうしても家族が自宅に帰したいと強い希望があり、急遽退院となった。
当日に急遽初診日を変更し対応。
初診後、同日に自宅でご逝去された。
<医療処置>
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