よくある質問
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聴覚障害のある患者様への訪問診療介入
【患者情報】
患者: 70歳の女性
住所: 名古屋市熱田区
家族構成: 夫と2人暮らし、キーパーソンは夫 夫も聴覚障害あり
保険情報: 医療保険1割 介護保険 要介護1 1割 福祉給付金資格者あり
疾患: 高血圧 便秘症 症候性てんかん S状結腸過長症 アルコール中毒
横行結腸憩室炎 結腸閉塞術後
【経緯】
聴力障害、コミュニケーション困難あり、極簡単な筆談、ジェスチャーは可能である。2016年ごろ、てんかん薬服薬開始され、2022/4/11 Tクリニック受診され投薬されていた。
当初は一瞬、気を失う発作が1回/週から1回/月出現し、振戦、転倒発作出現された。2022/11月頃からは発作なく経過されていたが、2023/12/8、12/16 全身痙攣発作出現され2024/1月頃意識消失、転倒発作が2回ほど起こった。
アルコール摂取もやめれず、飲酒は継続されているが、最近は飲酒量減少傾向とのこと。訪問診療介入の運びとなった。
【導入後の経緯】
2024/3/30初診
焦点てんかん、高血圧症、聾唖などで初診。
手話通訳者が同席。
今後も手話通訳者が訪問時には同席いただける予定。
薬は3/19残薬多数の為カロナールのみ処方とする 採血チェック
服薬コンプライアンス不良の為医師より週間カレンダーすすめる
現在訪問診療介入中。
【医療処置】
なし
【今後の課題・注意点】
・コミュニケーション支援: 患者が聴覚障害を持つため、コミュニケーションが困難である。
訪問診療時に手話通訳者に同席頂くことは必須。
・治療計画の調整: 患者は高血圧、てんかん、便秘症など複数の疾患を抱えており、服薬コンプライアンスの不良が確認されている。
医師からの週間カレンダーの提案は、服薬管理のサポートや服薬記録の確認に役立つはず
アルコール中毒の管理: 患者はアルコール中毒も抱えている為アルコール中毒に関するサポートやカウンセリングの提供も必要。
身体状態のモニタリング: てんかんの発作が再発しているとの報告があり、定期的な診察や発作のモニタリングが必要。
また、高血圧や便秘症など他の疾患の経過も注意深く観察し、適切な対応を行っていく。
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