よくある質問
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家族間での意思共有がうまくいかず、最終的に訪問診療終了になったケース
<年齢・性別>
95歳 女性
<居住エリア>
名古屋市中区
<家族構成>
本人独居
KPは次男
道向かいに長男在住であり、敷地内同居で次男がいる
三男は他県に在住
<医療保険・介護保険情報>
後期高齢者医療保険 1割
要介護4 1割
福祉給付金あり
<主病>
#老衰状態
#関節リウマチ
#右下肢虚血
#喘息
#高血圧症
#狭心症
<訪問診療開始の経緯>
2022年5月18日、倦怠感強く体動困難となり緊急搬送されE病院に入院された。もともとS医療センターで膠原病に対して処方されたPSL4mgを欠かさず内服されていたとのことだが詳細は不明。右下肢虚血あるも血栓除去等の適応なくヘパリン点滴施行後やや改善。自宅退院に伴い当院へ訪問診療依頼あり2022年5月28日に初診介入。食事摂取にムラありご年齢も考慮すると今後お看取り方向となることはご家族様へ説明済み。在宅初診から4日目で入院となった。付き添ってこられた次男様は「今みたいな感じで痰がゼロゼロでないならちょっと入院させていただいてから家へ帰していただいても」と言われるが当院看護師と電話でやりとりをされたご長男様は「訪看さんが痰を引きに来てくれると言われるが、夜中家族が様子を見ていられない。結論としてはもう家族では対応しきらないから入院させてもらいたい。今後は施設入所も検討したい」と言われており、ご兄弟の間で意見の相違がありそうな印象があった。今回の入院中にご家族内でしっかり意向をまとめていただき在宅生活か施設入所か、在宅に戻られるのであれば介護力に問題はないのか検討し今後の方針を決定する必要があり、当院へ入院となる。
6月1日、ご家族希望あり、S医療センターへ転院となるも、次男さんの希望強く3日に自宅退院となった。10月28日、水谷病院へ入院となり、12月5日に退院。退院後はロングショートステイを利用しつつ、在宅生活を継続方向となったが、当院の介入は終了となる。
医療処置:褥瘡処置、在宅酸素療法
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