MENU

医療法人豊隆会ちくさ病院在宅医療

よくある質問

  • 生活保護申請中にご逝去されたケース

    <年齢・性別>

    87歳 女性

    <居住エリア>

    名古屋名東区

    <家族構成>

    本人独居。夫と離婚。長女は東区。本人がマルチにはまってしまい、それが原因で20年前に長女は家をでた。関係性は悪くない。

    <医療保険・介護保険情報>

    後期高齢者医療保険 1割

    要介護4 1割

    <主病>

    #膵尾部癌

    #遠隔転移疑い

    <訪問診療開始の経緯>

    元来健康で病院への通院歴もなかったが2021年より食思不振、体重減少出現し、2022年11月には体動時息切れがみられるようになりA病院初診。精査の結果膵尾部癌、周囲リンパ節、肝、左副腎転移を疑う所見あるもご本人はそれ以上の精査は希望されず自宅での緩和療法を希望されたため当院へ訪問診療依頼あり2022年12月3日初診。

    本人はもともと独居であったが今後の在宅療養を行う上では家族の支援が必要不可欠なため、東区在住の長女に事情を説明したところしばらくは泊まり込みで支援をすることができるとのことであった。

    しかし、過去に家族観での金銭面でのトラブルがあったことがあり、家族関係は悪くないものの金銭的な部分での不安がかなり強いことが懸念点であった。

    本人の予後的に、年を越せるかどうかの瀬戸際であったため、間に合うかどうかは不安であったが生活保護の申請を行ったが保護が下りる前の12月半ばにご逝去された。

    しかし、保護申請後、当院スタッフと長女様とで様々なパターンのお話しており、もし保護が間に合わなかった場合には分割で長女様が費用を負担することでお話ができていたため、トラブルとならずにやり取りを行うことができた。

カテゴリ