よくある質問
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急遽退院となった方への訪問診療介入
【患者情報】
80歳の女性 名古屋市千種区在住
家族構成: 1人暮らし、キーパーソンは別居の息子
保険情報: 生活保護、介護保険未申請
疾患: 上行結腸癌、肝転移
【経緯】
2022年2月: 上行結腸癌に対し手術実施、膵頭部に浸潤、根治切除できず、CVポート造設
2022年4月28日: 化学療法開始、経過観察中に体力的に継続困難で2023年1月以降は中止
2023年10月16日: N医療センター入院、胆管ステント留置、11月7日退院
退院翌日に面談実施
面談後の翌々日に初診開始
本人当初は訪問診療に拒否的だったが、面談を経て了承
訪問看護も速やかに導入となる
通院可能な間はN医療センター受診し、体調変化の確認と必要時の紹介を当院に依頼
2023年11月9日: 当院初診
【導入後の経緯】
患者は定期受診が難しく、自宅での看取りも難しい状況。
当院の訪問診療も制約があり、息子に入院を提案したが、本人は自宅で頑張りたいと希望。
その後全身状態がやや改善、内服もできるようになった
本人に減黄のためのステント留置、癌末期の病状、予後が厳しいことについての説明を実施。
現在毎週訪問継続中。
【医療処置】
CVポート
【今後の課題・注意点】
定期的な訪問により体調変化のモニタリングが必要
介護保険未申請のため、必要な支援やサービスの提供を検討していく
家族との連携を密にし、患者の希望やニーズを把握
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