MENU

医療法人豊隆会ちくさ病院在宅医療

よくある質問

  • 本人ご家族の希望を叶えた、ご自宅でお看取りになったケース

    <年齢・性別>

    45歳 女性

    <居住エリア>

    名古屋市千種区

    <家族構成>

    本人、夫、長女、長男の4人暮らし

    KPは夫

    近隣にご両親がいる

    <医療保険・介護保険情報>

    健康保険 3割

    新規申請中 1割

    <主病>

    #左乳癌末期

    <訪問診療開始の経緯>

    乳癌術後、多発転移ターミナル。M大学病院かかりつけの方。38歳時、第3子出産後の授乳期に左乳癌cT2N1M0と診断。2016年4月、術前化学療法 (dose dense EC-ドセタキセル)施行。2016年10月、術後治療としてリュープリン+ノルバデックス内服、胸壁鎖上にRT照射。2018年10月、骨転移が出現。以降、ホルモン治療、抗癌剤治療ともに長期間継続。2019年9月、左乳房切除+腋窩リンパ節郭清術 (levelI)病理結果: Residual carcinoma after chemotherapy, ypT=2.2cm, ypN2 (12/10 Ⅱ 1/11/1), ER 8, PR 2(1+1), HER2 1+, Ki67 index 23%。病勢のコントロールつかず2022年6月には肝転移が出現。その後急速に転移巣の増大あり、8月15日のゲムシタビン投与を最後に、 BSCの方針となる。症状としては腹部膨満感、頭痛、倦怠感。適宜腹水穿刺して症状緩和をはかったが、2022年8月31日、全身状態悪化のため家族が救急要請しM大学病院に救急搬送。血液検査で肝酵素、T-bilの著明な上昇あり、予後は数日から1ヶ月以内の見込み。近日中の急変の可能性も十分あり得ることを説明した上で、環境が整えば自宅で最期を過ごしたいと本人、家族が希望。当院に訪問診療依頼となる。退院同日の9月2日から訪問診療開始。いつ急変があってもおかしくない状況であり、余命は1-7日ほどかと思われることを夫と母へ説明した。同日夜、ご自宅にてご逝去。

     

    医療処置:緩和ケア

カテゴリ