よくある質問
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自宅希望が強く、内科と精神科で介入しているケース
<年齢・性別>
86歳 女性
<居住エリア>
名古屋市港区
<家族構成>
本人独居
KPは長女
県内に長女、市内に長男がいる
長男は買い物依存症のため精神科入院中で今後も退院予定はなし
<医療保険・介護保険情報>
後期高齢者医療保険 1割
要介護2 1割
<主病>
#妄想性障害
#ANCA関連血管炎
#糖尿病
#脂質異常所
#高血圧症
#脊柱管狭窄症
#血小板増加症
<訪問診療開始の経緯>
独居で生活され2021年までは家の草むしりや通院もできていた。2022年1月頃より倦怠感出現し、両耳後方の痛みもありE病院の神経内科を受診。内服にて経過をみていたが1月23日頃には這いずるようにして移動され、1月25日に不明熱でE病院へ入院された。抗生剤加療後も発熱も炎症反応も改善せず精査の結果、ANCA関連血管炎と診断された。その後、ステロイド加療し、Aリハビリテーション病院へ転院し自宅へ退院。退院後、5月31日の外来受診では腎機能増悪および高K血症をみとめ、入院を強くすすめるも拒否強く、自宅での生活を送られている。在宅生活維持するためには訪問診療が必要と判断され、当院へ依頼あり2022年6月11日から訪問診療開始となった。主訴への対応もあり、当院からは内科と精神科での継続介入を続けており、ANCA関連血管炎治療中は2か月に1回の採血を娘様の希望もあり実施している。娘様電話で同席で診察するなど、KPへの情報共有もできている。妄想的強迫性障害から、どうにかして窓や玄関からの侵入を防ごうとする行動を起こす節があり、信頼関係構築が難しいかと思われたが、介入から1年半の現時点で関係性は良好である。
医療処置:特になし
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