よくある質問
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SpO2低下に伴い、在宅酸素療法を導入、ご自宅でご逝去されたケース
<年齢・性別>
93歳 男性
<居住エリア>
名古屋市港区
<家族構成>
本人、次男の二人暮らし
KPは次男
長男は亡くなられているが、同区内にいる長女も支援可能
<医療保険・介護保険情報>
後期高齢者医療保険 1割
身体障害者手帳あり
福祉給付金あり
要介護5 1割
<主病>
#うっ血性心不全
#両側肺塞栓症
#左気胸
#急性胆嚢炎/胆嚢破裂
#神経因性膀胱
#左手背皮膚剥離
〈訪問診療開始の経緯〉
C病院よりご紹介。
2022年1月に肺炎にて入院され、同年2月28日に退院されたが、その後状態悪化あり3月7日に再入院となった。慢性心不全の増悪もあったため利尿剤増量にて病状は改善し、R病院の療養病床への転院も検討されたが、ご家族の希望により自宅での療養を希望された。2022年4月初旬に自宅へ退院し、訪問診療開始となった。
〈導入後の経過〉
病状悪化時は自宅での看取りのご希望であり、食事ができなくなった場合は経管栄養や胃瘻は希望せず、末梢点滴は希望された。
入院中からあった背部、殿部、左下肢の褥瘡に関してはゲーベン処方で経過を見ていたが、増悪が見られたため、4月25日からエアマットの導入となった。
5月20日には右下肢の褥瘡に対してデブリードマンを施行。特別指示書での訪問看護の頻回介入もあってか、8月19日の時点で、褥瘡は概ね改善傾向にあった。
9月12日、夜間血尿あり緊急訪問、紫~褐色の血尿が未明まであった。
レベル低下や血圧変動はないが倦怠感持続。SpO2が下がり始めていることもあり、在宅酸素療法を開始。9月15日にご逝去された。
医療処置:尿道留置カテーテル、褥瘡処置、在宅酸素(2022年9月開始)
注意事項:アルコール厳禁
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