よくある質問
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当初診療拒否であったが、周囲のサポートにより1年以上、診療継続できている事例
<年齢・性別>
77歳 男性
<居住エリア>
名古屋市北区
<家族構成>
本人、長男、長男の妻の三人暮らし。妻は施設入所中。次男は県外。
<医療保険・介護保険情報>
後期高齢者医療保険 1割負担
要介護1
<主病>
アルツハイマー型認知症
<訪問診療開始の経緯>
1階部分で本人独り暮らしのような状態。長男夫婦は2階部分に住んでいる。
本人は長男の妻に対して暴言や被害妄想があり攻撃性があるため、本人以外は車庫から出入りしている状態であった。
通院も拒否があり、家族としても現在の生活に疲弊してしまっている状態。
何とかできないものかと長男よりケアマネに対して相談があり、ケアマネが訪問診療を提案し当院に問い合わせが入った。
状況をお聞きしただけでは、本人状況や家族の状況がわからなかったため、一度長男と面談をさせてほしいとお願いし、お会いさせて頂くことになった。
面談で決めたことは、長男が毎回診察に立ち会うことと訪問看護は介入ができているため、内服管理は長男と訪問看護にお願いするという二点。
次に本人にお会いすることにした。
長男からは、本人は通院拒否があり、本人に意思確認をしても拒否されてしまうとお聞きしていたが、やはりできれば本人からOKを貰いたいという気持ちがあり、お話をさせて頂くことにした。
初めはやはり「来なくても良い」との一点張りであったが、テーブルの上に健康診断の紙があったので、「まずは健康診断をしてもらおう」ということでお話を続けた結果、本人からも先生に来てもらって構わないというお言葉を頂き、書類作成は長男様に代行してもらうこともご了承を頂けた。
長男にはチャレンジとなってしまうため、今後本人の拒否が強いようであればやはり訪問継続が難しくなってしまうかもしれない旨は了承を頂いた。
事前に担当医とも入念に打合せし、当日は面談した相談員も診察に立ち会うことにした。医師と話をすると本人も生活上の悩みを少し吐露する場面もみられた。
本人と先生との間も信頼関係が生まれ、症状も軽減されており、介入から1年以上経過する現在も順調に介入が続いている。
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